サステナビリティ経営方針

当社は国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、持続可能な社会の実現に向けた積極的な取り組みを行ってまいります。
将来にわたって事業活動を継続するために外部環境(事業に影響を与える環境の変化)と当社経営理念から、重要課題(マテリアリティ)を定め、具体的な取り組みを通じて、ステークホルダーの価値向上と自社の価値向上の両立を進めてまいります。

経営理念

  1. 不動産業務を通じお取引先に良質なサービスを提供し、お客様と共に発展する
  2. 企業価値の増大を図りお客様と社会から高い信認を得る
  3. 職員の能力を十分に発揮できる働きがいのある職場をつくる

重要課題(マテリアリティ)と取り組み内容

  1. お客様と共に発展するサステナブルな未来への貢献

    1. 適切な情報提供による顧客満足度の拡大
    2. 取引先の期待を超える企画提案
    3. 新事業領域による企業価値の増大
    働きがいも 経済成長も 産業と技術革新の基盤をつくろう 住み続けられるまちづくりを つくる責任 つかう責任
  2. 「誇り」と「働きがい」をはぐくむ人的資本経営の実践

    1. 職員に配慮した職場環境の整備
    2. ダイバーシティと職員エンゲージメントの向上
    3. 研修拡充・リスキリングによる人材育成
    すべての人に健康と福祉を 質の高い教育をみんなに ジェンダー平等を実現しよう 人や国の不平等をなくそう
  3. 地域と環境に調和したまちづくり

    1. 環境に配慮した受託物件の管理
    2. 商業・オフィス空間の品質向上
    3. カーボンニュートラルへの取り組み
    すべての人に健康と福祉を 産業と技術革新の基盤をつくろう 住み続けられるまちづくりを 気候変動に具体的な対策を パートナーシップで目標を達成しよう
  4. ガバナンス強化による信頼構築

    1. サステナビリティ経営の浸透
    2. コンプライアンス意識の醸成
    3. DX・管理会計の深化
    働きがいも 経済成長も 産業と技術革新の基盤をつくろう 平和と公正をすべての人に パートナーシップで目標を達成しよう

交洋不動産SDGs宣言

当社は、企業活動を通じて当社を支えて頂いている全てのステークホルダーと、地域社会・環境の持続的発展に貢献するとともに、中長期的な企業価値の向上と持続的経営の実現に努めます。

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

サステナビリティへの取り組み

環境への取組方針

 当社は、札幌市中心部の賃貸ビル運営を基盤とし、不動産の賃貸・管理・仲介という事業活動を通じて街づくりや賑わい創出など持続可能な地域社会の実現を図ります。
省エネルギーへの取組による環境負荷低減を実現し、職場環境を改善していくことで、人々の安全・健康・幸福に貢献し、世の中になくてはならない会社であり続けます。

<参考>省エネルギー関係資格取得者数(2025年3月31日現在)

・建築物環境衛生管理技術者 23名
・省エネ・脱炭素エキスパート 32名
・エネルギー管理士 7名

省エネ目標について

 2030年度までに再生可能エネルギー比率を100%とすることを目標とし、毎期の省エネ実践計画等に基づいて設備改修及び運用改善による省エネルギーに取り組んでいます。
2024年10月には、大通/北洋ビルで再エネ100%電力導入しました。
省エネの実践にあたっては、「省エネルギー推進委員会」を開催して議論を進めています。

達成状況 CO2排出量の削減実績

単位t-CO2
ビル名 2013年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度(※4)
北洋大通センター(※1) 1,810 1,464 1,339 1,224 728
北洋ビル(※2) 2,224 1,752 1,500 1,569 890
交洋駅前ビル(※3) 812 618 548 457 45
合計 4,846 3,834 3,387 3,250 1,663
2013年度比 100% 79.10% 69.90% 67.10% 34.30%
*上記3ビル以外は、一棟貸のため除外
※1 建物区分所有割合に応じた当社面積分を計上
※2 2019年8月から当社100%所有に変更。2013年度は全館合算の排出量を計上。
※3 2024年7月末 再開発事業開始に伴い閉館
※4 大通/北洋ビル 2024年10月から再エネ100%電力導入

管理受託物件における省エネルギー対策提案

当社でPM(プロパティマネジメント)を受託している物件について、
オーナーあてに各種省エネルギー対策を提案。建物の低炭素化改修工事を支援。

  • 自社ビル同様、管理受託物件についても「省エネ実践計画」によりエネルギー管理
  • 投資修繕計画を策定し計画修繕を提案
  • 省エネ施策の提案を計画修繕に組み込み

    ・高効率機器導入提案 LED、高断熱ガラス(Low-Eガラス)導入

    ・熱源改修提案 ボイラーのEHP化、過大設備のスペックダウン

    ・ZEB取得提案 既存物件改修によるZEB取得、候補先提案

脱炭素への取組実績

2007年 北洋大通センター設計にて「CASBEE札幌」Aランク適合
環境性能効率(BEE)2.4
ダブルスキンによる熱負荷軽減
ダブルスキンによる熱負荷軽減
大通公園の緑と調和する植栽
大通公園の緑と調和する植栽
2010年 北洋大通センター竣工:環境配慮型の技術導入
  • ビルエネルギーマネジメントシステム(BEMS)による効率的な運用
  • 地域熱供給と電力の併用による環境負荷の軽減及びエネルギー効率向上
2014年 北洋ビル全館LED照明への更新開始(~2021年)
2021年 北洋ビル(一財)省エネルギーセンター「省エネ最適化診断」受検
  • 診断結果を基に、運用改善及び設備更新による省エネ取組開始
    自社所有ビル及び管理受託ビルで「省エネ実践計画」を策定し、2021年下期以降、毎期Co2削減目標を設定し省エネに取組み
  • 環境改善に関する知識向上を目的に、「脱炭素・省エネエキスパート検定(ビル部門)」を団体受検。社員23名合格。
    大通センター全館LED照明に更新開始(~2024年)
2022年 北洋大通センターについて2040年までの中長期保全計画及び省エネ推進計画を策定
北洋ビル省エネ最適化診断の結果・取組について、同法人主催「省エネ事例発表会」で北海道地区の事例として成果発表
*省エネルギーセンターHP2022年度省エネ事例集P4-5に資料
北洋ビル・交洋駅前ビルで北海道電力(株)の「冬の節電キャンペーン」に参加
電力使用量前年同月比▲3.48%の削減を達成。(対象期間平均1~3月)
2023年 北洋ビルで(一財)省エネルギーセンターが実施する省エネ研修を受入れ
省エネ法に基づく定期報告において、2015年度以降連続してSクラス評価
2024年 再エネ100%電力導入
  • 北海道電力さまの「カーボンFプラン」導入(大通/北洋ビル)再エネ100%電力の供給開始。
札幌市の「ゼロカーボン推進ビル」認定取得 (大通/北洋ビル)
  • 認定取得の条件である1スコアシートでの基準点クリア、2再エネ100%電力導入、3既存ビルにおけるBEMS導入に適合。
  • 2025年2月13日認定取得。
北洋大通センター 全館LED化完了 (2021~24年度)
  • ’21年度商業施設、’22年度銀行施設、’23年度オフィス施設、’24年度階段室
環境省「ZEBリーディングテナント行動指針」にオーナーとして賛同表明。
※北海道内の企業で初表明、2024/12/31時点で新規登録
2025年 北洋ビル「エネルギー管理標準」作成
札幌SDGs1期認証
ZEB LEADING TENANT

ワークライフバランスへの取り組み

働きがいのある職場づくりのためにワークライフバライスの実現に取り組んでいます。
仕事と家庭の両立を支援する制度を導入し、男女とも働きやすい体制を整備しているほか、有給休暇の取得促進、ノー残業デーの設定を実施しています。

ワークライフバランスを支援する制度

項目 内容
育児休業 子が2歳に達するまで
子の看護等休暇 小学校6年生までの子を養育する職員/子1名につき10日/年(最大20日/年)
育児短時間勤務制度 小学6年生までの子を養育する職員
時間外労働の免除 小学6年生までの子を養育する職員
半日有給休暇制度 有給休暇を半日単位で取得できる
リフレッシュ休暇制度 有給休暇とは別に特別有給休暇による休暇を付与
勤続3か月以上1年未満年間3日
勤続1年以上年間10日
介護休業制度 要介護状態にある家族の介護を行なっている職員/最長365日
介護休暇 要介護状態にある家族の介護を行なっている職員/1名につき10日/年(最大20日/年)
職場つみたてNISA制度 積立NISAの積立額に対して奨励金を支給しています
奨学金返済支援制度 職員の奨学金返済を支援する社内制度があります
2025健康経営優良法人 中小規模法人部門
Work-LifeBalance+ 札幌市ワークライフバランスplus
さっぽろ圏 奨学金返還支援!